自費出版の本。
ジャンル、製本方法は問わない、「自由」な本のことを指す。
写真、イラスト、短歌など、様々なジャンルがある中、
「エッセイ」「小説」を収録したzineを出版しています。
ここには思い出が多すぎる。
なんとなく、岩手にいて、
なんとなく増えていった思い出は、
時々私を寂しくさせる。
楽しかった、単純なあの頃には戻れない、とか、
なんで素直になれなかったのだろう、とか。
未練と後悔が多いまちで、これからも生きていくのか。
途方に暮れる。(君たち全員まぶしい より)
「好きなものがアップデートされるだけでなく、
増えていく大人になりたい。」
(二番目に好きな色 より)
「あの時の私は、誰を、何を、
ぶっ飛ばして欲しかったんだろう。
ヒソヒソ話をしている女子。
平気な顔して悪口を言う女子。
それを広める女子。片思いしていた男子。
廊下でたむろしている男女。
誰が憎いのか。コップの水を並々にしてきたのは、
どこのどいつだ。
犯人は、誰でもなく、私なんだと思う。」
(俺がぶっ飛ばしてやるよ より)
「修学旅行の最中に戻って、やりたいことは何だろう。
せんだいメディアテークやベニーランド、
松島の遊覧船が目に浮かぶ。
しかし、そういったことよりも、いちばんはー。」
夢のような儚い経験。密かな片思い。
日常に棲みついたものから思い返す、出会いと別れ。
初恋の入り口ー。
この作品は、失恋から恋の始まりへと、
グラデーションのように変化していきます。
私は、叶わない恋の物語や、歌が好きです。
こいつ性格悪いなって思う方もいるかもしれないけど、
そういう作品が存在するってことは、
恋に躓いた先人がいたということである。
それって、なんか、勇気もらえませんか?
「未完成な恋愛」をテーマにしたエッセイ集。
短編小説「ツルの中身」も収録。